商(殷) -2

ほぼ前16世紀〜前11世紀

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「衆人協田」牛骨刻辞
河南省安陽市出土
長さ14.8p 幅12.5p

干支表を刻んだ牛骨
河南省安陽市殷墟出土
長さ22.5p 幅6.6p

日食を記した卜骨
河南省安陽市出土
長さ12p
 商朝の皇帝が「衆人」に命じて協田活動をすすめさせたことが記載されています。  干支法は商代に編み出され、商代から周代に踏襲され、世界で最も長く使用された記日法です。  この卜骨は商代の天文暦法の状況を研究する貴重な資料とされています。



「祭祀狩猟」朱塗刻辞
河南省安陽市出土
長さ30.8p 幅19p

大型塗朱牛骨刻辞
伝 河南省安陽市出土

大型牛骨刻辞
 商王武丁時代の、歴史記事を刻した牛の肩甲骨で、字は朱で塗られています。この刻辞は現存する最大かつ完全な商代の甲骨の一つで、商代の社会生活や天文気象を研究するうえで貴重な文献資料です。  長編の卜辞で、字は朱で塗られています。内容は北方部族の侵入・王の諸侯への命令・天象などで、商王武丁時代の貴重な歴史資料です。  右の「大型塗朱牛骨刻辞」ととものに、董作賓『甲骨学五十年』に収録されたものの一つです。



全形卜甲3種

骨笄
 左から「殻貞沚其耒」全形卜甲・「古貞般有枴」全形卜甲・「賓侑于上甲五牛」全形卜甲。  笄とは、髪をかきあげるために用いた細長い箸(ハシ)状の道具です。



宰豊骨

陶文
1973年河北省稾城台西出土

玉j
1976年河南省安陽殷墟婦好墓出土

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