昭和23年(1948)2月12日生。本名は孝夫、字は忠卿、松篁と号し、好古斎主人・竹帛堂主人とも署す。昭和26年市川市に転居す。中央大学商学部、法政大学文学部卒。幼くして家学をうけ、書は谷村憙斎先生に、漢詩は中村舒雲先生に、篆刻は清水路石先生に師事す。
 かつて(財)書海社事務局に勤務し、松本芳翠先生から直接指導を受けた。その後たびたび訪台して李普同先生・陶壽伯先生より教導を受けた。また、1978年9月、全日本書道連盟の第9次日本書道使節団(団長 金子鴎亭先生)の一員として訪中の折り、内藤香石先生と同室となり、内藤先生はじめ小林斗盦・続木湖山・大平山涛・金子卓義らの各先生から約1ヶ月間にわたりご教導を賜った。近年はたびたび訪中し、西安の鐘明善先生とも親交を厚くしている。
 その書は芳翠流をベースとして、楷書は歐・虞・褚・顔・鄭を取り入れ、方にして円、背勢にして向勢、秀麗端正な中に高い完成度を示し、行書は王・董を学んで流麗である。また古隷に工で、八方以前のうねりのない平筆による隷書を完成させた。
 現在、書海社同人・師範・審査員、東方書道院同人。以前に市川美術会副理事長・事務局長、市川市美術展覧会副運営委員長・実行委員長、青鳥社主宰などを歴任す。
 平成25年3月、教職(渋谷教育学園幕張中学校・高等学校校務部長・芸術科主任・芸術科書道教諭)を離れ、熱海市下多賀に転居した。


HOME